言語聴覚士が在籍しています!
2024.11.28
こんにちは。作業療法士の清水です。
寒くなってきましたね。
皆様、体調には十分お気をつけくださいね。
さて、当ステーションでは、訪問看護ステーションには珍しく言語聴覚士が在籍しております!!
言語聴覚士という職種、聞きなれない方も多いかもしれませんが、「話す」「聞く」「食べる」といったコミュニケーションや食事の機能を支えるためのリハビリを行う専門職です。
【言語機能に対する支援】
言語聴覚士は、言語機能の障害を抱える患者に対して、コミュニケーション能力の向上を目指したリハビリを行います。例えば、失語症や構音障害などの言語障害に対して、話す・聞く・読む・書く能力を改善するためのトレーニングを提供します。
具体的なリハビリ方法としては、言葉を発する練習や語彙力の強化、文法の構築などがあります。また、日常生活でのコミュニケーション能力向上のために、実践的な会話練習も行います。
【聴覚機能に対する支援】
聴覚に障害がある場合、言語聴覚士は難聴や聴覚処理障害に対するリハビリを行います。聴覚障害のある患者が会話を理解しやすくするために、音声トレーニングや補聴器の使い方を指導します。また、人工内耳の調整や訓練もサポートします。
聴覚障害がコミュニケーションに与える影響を軽減するために、リズムやリズム認識を用いたトレーニングも行い、より良い音声認識ができるように訓練を進めます。
【嚥下機能に対する支援】
嚥下機能に問題があると、食事中にむせたり、飲み込むことが難しくなったりします。言語聴覚士は、嚥下障害に対するリハビリを通じて、患者が安全に食べ物や飲み物を飲み込めるようにサポートします。嚥下機能の評価や訓練を行い、食事の際の事故を予防します。
具体的な訓練には、口腔機能の強化や、呼吸と嚥下の連携をスムーズにするためのトレーニングが含まれます。これにより、患者の安全な摂食が実現します。
ご高齢の方は、「食べることが楽しみ」と言われる方が多いです。しかし嚥下機能の低下により食べ物が食べられなくなる方もたくさんいらっしゃいます。
言語聴覚士の訓練ではご飯が食べられるようになることもあり、とても満足度の高いリハビリを提供できるのです。
次回からは実際の利用者様の体験談等をご紹介していきますね☆
参考文献