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訪問看護日誌blog

女性ホルモン

2019.10.09

こんにちは。作業療法士の清水です。

徐々に秋らしい天気になってきましたね。今週末は台風がくるようですね。みなさんお気を付けください。

 

今日は女性ホルモンについてです。最近清水は女性ホルモンに支配されて生きているような感覚になることが多く、それとうまく付き合えれば毎日快適に過ごせるのではないかと思い、ホルモンについてお勉強しているところです。

 

女性ホルモンの代表として「エストロゲン」と「プロゲステロン」があります。これらの分泌量が一か月の間に増えたり減ったりしています。特に生理が始まる前はエストロゲン・プロゲステロンの両方の分泌量が下がるため、頭痛や腰痛などもともと自分の体質的に弱いところが症状として出たり、苛立ちや抑うつ症状など精神的に不安定になってしまうことがあります。

 

しかしホルモンの動きが分かっていれば、頭痛がくる時期、イライラしてしまう時期などもある程度予想できますし、症状がホルモンのせいと思えば「なんでこんなにダルいのか。イライラしてしまうのか。」というネガティブな考えをしなくて済むのでは!と最近考えています。

 

生理前など体調の優れない期間は、ホルモンのせいにしてゆっくり休むことも大切。ただこのご時世ゆっくりできない女性も多いと思いますので、たとえば「リラックスできるアロマの香の身に着ける」「マッサージにいく」「おいしいものを食べる」など何かお守り的なものを自分のなかで決めておくのもいいかもしれませんね。

 

また、月経前症候群(PMS)ということばもあります。

■PMS の診断基準
前3 回の月経周期において,月経開始前5 日間のうちに以下の精神症状および身体症状の1 つ以上認める.
   [精神症状]           [身体症状]
     抑うつ            乳房痛
     怒りの爆発          腹部膨満
     イライラ           頭痛
     不安             四肢の浮腫
     判断力の低下
     社会的引きこもり
・症状が月経開始4 日以内に軽快し,少なくとも月経周期13 日目までに症状の再発を認めない.
・症状の発症は,ホルモンの摂取,薬やアルコールの乱用によるものではない.
・PMS を疑ってからの後の,月経2 周期にも症状の再現を認める.
・患者が明らかに日常生活に支障をきたしている.

PMS は「月経前3~10 日のあいだに続く精神的あるいは身体的症状で,月経発来とともに減弱あるいは消失するものをいう」と定義されています。まだマイナーなことばかもしれませんが、ピルや漢方で症状が緩和することもあるようなので、このような症状でつらい思いをしている方は病院に相談するのもいいかもしれません。

 

ホルモンと上手に付き合って、素敵で快適な充実した生活を送ることができれば幸いです。

 

▼参考文献

「女性ホルモンで世界一幸せになれる日本女性」著者:対馬ルリ子

http://www.chugaiigaku.jp/upfile/browse/browse1225.pdf#search=%27PMS%E3%81%AE%E8%A8%BA%E6%96%AD%E5%9F%BA%E6%BA%96%27

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